不動産政策を大きく変えなければ、日本の衰退は止まらない!
長年、不動産業界に身を置いてきた著者が発する日本への警鐘。
日本の不動産業界の未来を拓く1冊です!!
――「はじめに」より
そもそも、私たち住宅産業界は新築住宅を建てすぎました。
これだけ人口も世帯数も減ってきているのに、新築住宅を大量に建てれば、空き家が増えるのは当然です。このまま野放しにすれば、空き家はさらに増えていくでしょう。
ヨーロッパに目を転じてみると、国によって制度的な違いはありますが、新築規制が厳しいようです。すでに経済が成熟し、人口の増加も望めないヨーロッパでは、簡単には新築住宅を増やせないのです。
このままでは、子どもや孫の世代にツケを残すことになってしまいます。
もう、待ったなしです。
今こそ、不動産の「令和維新」を起こすべきです。
バブル崩壊からいまだに低迷する不動産価格や増加する空き家といった問題を解決すべきときです。