「できないなんて言えない」「嫌だと断れない」「ダメだとは思われたくない」「誰も助けてくれない」「だから強くなるしか仕方がない」――あなたは「ポジティブでできる自分」にとらわれて、本来の自分らしさを見失っていませんか?
本書は、「ポジティブモードの自分」に戻るためにもっと強くなりたいと悩んでいる方に、「家族」「友人」「恋愛」「職場」などの人間関係を背景に、うつ状態の心のメカニズムやなぜそうなっていったのかというプロセスをわかりやすくまとめています。本来の自分らしい自分を見失ってしまっている主人公のOL・イマルが“うつ”を機会にセラピスト役となる老女に導かれながら、ほんとうの強さに気づいていく自己探求のストーリーでもあります。私のこと? あの人のこと? そう思ったらぜひ読んでください。